SPECIAL INTERVIEW

楽になることで安全性も向上

導入してみて、効果のほどはいかがですか?

商品管理本部長 石岡隆昭様:
重労働が何日も続く仕事だったのが、ラクラクハンドを導入したことで体の負担はすごく減ったのはもちろん、作業のスピードも落ちなくなったと思います。疲れれば効率も作業スピードも鈍るので、そういうロスがなくなった分、作業自体が早く終わるのが目に見えてわかります。残業しなくてよくなったとか、うれしい声は多いですね。
操作は簡単で力もいらないので、女性の従業員の方や、ライン作業が未経験の従業員でも、最初に指導してあげればちゃんと動かしてくれます。
そして、「機械を操作している」という意識を皆が持つことで、安全性も上がりました。人力だと、安全は心がけてはいるものの、次々にこなしていく過程でつい急かされたりすることもあります。ラクラクハンドは、スーッと動かしてストン、と置けるので、商品にもやさしいし、急がなくても大丈夫です。視界に入れていれば滑り落ちることもありませんから、商品の破損もなくなりました。

疲労の軽減と時間の短縮に効果があった

現状の安心感と、将来への期待

運用後のサポートはいかがですか?また、今後の課題はありますか?

石岡様:
導入後、これといったトラブルはないですね。当初気になっていたのは、瓶をつかむピッカーの消耗度合いですが、想定耐用回数が100万回以上とのことで、まだまだ余裕があります。当社はけっこうハードに使っている方だと思いますが、それでも壊れたりもしないので、それが一番いいですね。
導入に至るまでの相談や検証から、その後のサポートまで、実際に来て見ていただけているので私たちも安心できます。今後は、どういった定期メンテナンスを実施していくか、相談しているところです。
今後、予想されることとして、ダンボール出荷への対応があります。世界的にもP箱(プラスチック)からダンボールなどへの素材の変化は見られるため、遠くない未来にダンボール箱での扱いを相談する時が来そうだなと考えています。
また、将来は酒づくりの工程でもお願いすることがあるかもしれません。実は酒づくりで一番重いのはお米で、精米の過程でも今は人力でパレット積みをしています。精米はメッシュの袋を使用しており、重量も一袋30kgほどあるため、上手に扱う方法を検討する必要がありそうです。

街道から西日が差し込む酒蔵

考えることを決して止めない

ものづくりへのこだわりについて、どうお考えですか?

石岡様:
西田社長が常日頃から話している、こんな言葉があります。「おいしいものをつくるために、手間も暇も惜しんではいけない」「常に現状で満足してはいけない、次も、その先のことも考えて」、そして「うちの酒は永遠に未完成なんだよ」と。
現状で満足せずに疑問を持ち続けること、その疑問をどうすれば解決できるか考えること、そしてそれを繰り返すこと。この流れを止めたら決して良いものはできない、それが私たちのものづくり・酒づくりの基本になっています。
その上で、「楽をしなさい」とも言われます。辛い仕事も確かにあるけれど、いかに楽にできるか。楽になることは効率化でもあり、結果として他のところに時間を割くこともできる。生産性も上がる。気持ちに余裕ができる。ラクラクハンドは、まさにその考えにぴったりだったと感じますね。
当社の社風として、いろいろな場面で工夫しながら、仕事をしやすい環境に変えていこうという意識を皆が持っています。特に蔵では、動線を工夫してみたり、様々な作業の効率化を進めるなど、常に改善を行っています。社長もそうした考えを尊重してくれるので、社員もあれこれ試行錯誤して、何かあった際には再検証と実験を行って対応できるようにしています。
酒づくりだけに限らず、たとえば雪への対策もそうですね。青森では冬場はとにかく雪をなんとかしないと仕事にならない、だけど普通に除雪作業しているとヘトヘトになってしまう…そこで屋根に配管を通したり、コンクリートの下に地下水を回したりして、効率的に融雪できる仕組みを取り入れています。塩ビのパイプで水を撒くと歩行者にかかってしまうからパイプはコンクリートの下に埋めようとか、試行錯誤の成果はこういった部分でも発揮できています(笑)

株式会社西田酒造店様

〒038-0059 青森県青森市油川大浜46
TEL:017-788-0007

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