高スピード感に安全性
さらに汎用性も実現できた
株式会社ONO plus 様
フィルムスリット加工の分野で、世界トップレベルの技術を有する株式会社ONO plus様。光学用・工業用・一般包材用と幅広く扱い、多種多様で膨大な加工実績、大手PETメーカーを含む豊富な取引実績を誇っておられます。今回は、ラクラクハンドを導入いただいたYawata-Factoryに訪問してお話をうかがいました。
フィルム加工Ⅱ部 Yawata-Factory課長 中村俊司様
作業停滞を防ぐのに最適な選択
導入以前は、どのような課題がありましたか?
代表取締役 村上研介様:
ラクラクハンド®自体は元から知っていましたし、営業さんから話も聞いていました。実は今回、新しくスリッター機(スリット加工機器)を導入することが決まっていて、これまでの機器よりも3〜4倍のスピードで加工が可能でした。通常、包装用フィルムのロールは4,000mが基本なのですが、今までは1本加工し終わるまでに20分かかっていました。その間に、一つ前に加工したフィルムを梱包し、次のフィルムを準備する、という作業を一人で行っていたのですが、新スリッター機になると1本加工するのに5分で終わってしまう。5分で梱包や準備をするのは不可能で、そのために作業を止めてしまっては新しく機器を入れた意味もないですよね。作業を停滞させないために、ラクラクハンドを入れてみてはどうか、というのが今回導入に至るきっかけでした。
多様な製品を扱うからこそ「汎用性」を重視
導入後に改善できた点を教えてください。
村上社長様:
新スリッター機とラクラクハンドを導入するということで、オペレーションを見直しました。まず、オペレーターはスリット加工を着実に行うことに専念する。そしてシルバー人材の方が、ラクラクハンドで梱包作業を行う。2人セットで作業を行えば、今までの4倍の効率化が実現できるという形です。
ラクラクハンドであれば、シルバーさんに体力的な負担をかけることも減るだろうという目論見もありました。数十kgあるフィルムは、本当に少しバランスを崩しただけで危険なケースもあります。その点でも、ラクラクハンドなら安心して任せられます。
また、基本的に私たちが扱っている製品は1本1本サイズや梱包方法が違うので、ある機器を導入してもなかなか全ての製品を効率よく扱うことが難しかったのです。その意味では、スピード感と同じくらい、汎用性を求めていました。既存の機器を自分たちでアレンジして、なんとか使いやすくできないかと試行錯誤したり。
中村課長様:
ラクラクハンド導入の検討でやりとりしていたのは私の前任者なのですが、実際にアイコクアルファさんの展示会や工場に訪問し、検討中のものと似たタイプを操作してみて、「これなら使える」という感触を得たようです。